公共料金というのは電気、ガス、水道などライフラインの料金のことです。以前はこうした料金の支払は現金払や振込み、口座からの自動引落によって支払っていましたが、最近はクレジットカード決済可能なケースが増えてきました。特に電力会社は民間企業なのでほとんどカード決済可能となっています。
クレジットカードで決済できる料金やサービスは公共料金だけではありません。携帯電話や固定電話の料金、新聞代、NHK受信料、国民年金保険料など毎月、または定期的に支払わなくてはいけない料金のほとんどがカード決済可能なのです。
公共料金クレジットカード決済のメリット
クレジットカードで公共料金などの決済をする最も大きなメリットはポイントが付くことです。ただしクレジットカード会社によってはポイント付与の対象にならないこともあるので注意しましょう。このメリットを最大限に活かすためには、高還元率のクレジットカードを利用するのがいちばんです。還元率が高いほど現金払いでは割引がない公共料金でも間接的に節約につながります。
同じ公共料金でも支払日はそれぞれ別です。それがクレジットカード決済にすることで支払日を統一することができます。別々に口座振替している場合は、それぞれの料金を調べてお金を準備して口座に入金します。クレジットカードの場合はすべての支払金額が請求書一つで分かるので手間が省けます。つまり管理面でもカード決済にメリットがあります。
クレジットカード決済の注意点
注意点としてはクレジットカードを再発行した場合です。もしくはメインのクレジットカードを変更する場合ですが、カード番号が変わるときにはすべての利用先に変更届出をする必要があります。カードが無効となって切り替える場合には、支払いは一時的に振込用紙などで支払わなくてはいけません。変更届出をしても反映するのに時間がかかるからです。
しかしクレジットカードの番号が変更となるケースというのは、盗難や紛失等悪用の可能性があるときだけです。自動的に更新されて新しいカードが送られてくる場合は番号は変わりません。クレジットカードの管理さえしっかりしていれば、変更届出をするようなことはほとんどないでしょう。
すべての公共料金を口座振替にしている場合、銀行のサービスを受けている場合があります。銀行によっては公共料金などの引き落とし件数によってATM手数料などをサービスしていることがあるので、クレジットカード決済に切り替える場合は注意しましょう。銀行と提携しているクレジットカードでは、ATM手数料などの無料サービスが提供されていることがあります。そうしたサービスもチェックしてみましょう。
電気料金などの場合、口座振替にした場合割引となります。クレジットカード決済ではこの割引を受けることができません。しかしクレジットカードのポイントが付くので、どちらが得になるかは還元率しだいということになります。高還元率のカードであれば切り替えたほうがお得になりますが、切り替える前に一度試算してみるといいでしょう。ポイントのメリットよりも管理などのメリットを優先するのであればその必要はありません。