クレジットカードに付帯されている海外旅行傷害保険の補償金額は死亡・後遺障害を除いて合算されて支払われます。つまり複数のクレジットカードを持っていれば、上限はありますが補償が合算されるのです。ただしそれには条件があります。カードを発行しているクレジットカード会社が違っていなければいけません。同じカード会社発行のカードを何枚持っていても補償は合算されないのです。海外旅行傷害保険だけではなく海外でショッピング利用するためにもブランドはなるべく違う複数のカードを持っている方が便利です。
クレジットカードの組み合わせ方
国際ブランドはVISA、マスターカード、JCB、アメリカン・エキスプレス、ダイナースクラブが日本では一般的に利用することができます。海外利用で一般的に使いやすいのはVISAとマスターカードです。まずはこの二つのブランドのカードを持ちましょう。JCBもJCBプラザというサービスがあるので海外利用に便利ですが、年会費無料で海外旅行傷害保険が自動付帯されているJCB EITを活用するためにも、年会費有料のカードはVISAかマスターカードブランドを選びます。JCB EITはサブカードとして活用します。
三井住友VISAカードはVISAカードとして有名ですが、マスターカードブランドを追加発行することができます。そこで考えられる組み合わせとして三井住友VISAカードを持ち、マスターカードを追加発行します。さらにJCB EITを持つことで3種類の国際ブランドが利用でき海外旅行傷害保険の補償も充実します。
◆年会費
VISAとマスターカード2枚発行したときの年会費は次のとおりです。JCB EITは年会費無料。
三井住友VISAカードクラシック 1574円(VISAのみ1312円)
三井住友VISAカードクラシックA 1837円(VISAのみ1575円)
◆補償金額
クラシックとクラシックAはどちらかの選択となります。年会費と補償金額を考慮して選びましょう。
補償/カード名 | クラシック | クラシックA | JCB EIT |
治療費用 | 50万円 | 100万円 | 100万円 |
賠償責任 | 2000万円 | 2500万円 | 2000万円 |
携行品損害 自己負担3000円 |
15万円 (1旅行・年間) |
20万円 (1旅行・年間) |
20万円(1旅行) 100万円(年間) |
救援者費用 | 100万円 | 150万円 | 100万円 |
上記の組み合わせでは治療費用は最大で200万円、携行品の損害補償も1事故で最大40万円が補償されます。年会費は最大でも1837円で年間の保険料と考えても格安になります。海外旅行が多い人はこの組み合わせも選択肢に含めるといいでしょう。これは一般カードだけで年会費を極力抑えた組み合わせです。
JCB EITの公式サイト⇒JCB EIT
三井住友VISAカードの公式サイト⇒三井住友VISAクラシックカード